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塾長ブログNo.3 夏越しの大祓 2022/6/28

水無月の夏越の祓いする人は千歳の命のぶというなり 『拾遺集』

六月の夏越(なごし)のお祓いをする人は、千年の寿命を得るということですよ。

奈良時代の昔から、年に2回大祓(おおはらい)という儀式が宮中で行われてました。

12月30日と6月30日の2回です。

民間でも行われ、12月を「年越の祓(としこしのはらえ)」、6月を「夏越の祓(なごしのはらえ)」といい現在まで続いています。

夏の祓いは、ちょうど梅雨も明ける頃でした。

衛生状態もよくない頃ですので、身の回りを清潔にすることと、夏の暑さへ向けての注意の意味もあったことだと思います。

各神社では、茅(ちがや)で大きな輪を作り、その中をくぐります。

青い茅が、清涼感を与え、また薬草として消炎・止血、浄血の作用もあるので、身についた穢れを落としてくれると考えられたのでしょう。

剣のようにとがった穂先が、病魔をやっつけるとも言われています。

6月27日、京都に行く機会がありましたので、北野天満宮にお参りしてきました。

茅の輪をくぐり、この時期だけ京都の和菓子屋さんで売られている「水無月(みなづき)」も買って穢れも落ちたことだと思います。

今日、近畿地方も梅雨明け宣言が出されました。

なんか、とんでもない猛暑になりそうですね。

授業中、こまめに水分補給をしてもらいますので、お茶やお水もお忘れなく。

しっかり食べて、よく寝て、しっかり勉強する。

夏を乗り切っていきましょうね。

 

 

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