塾長ブログ No.61 2023/12/5 第2回 高校進学セミナー開催
水無月の夏越の祓いする人は千歳の命のぶというなり 『拾遺集』
六月の夏越(なごし)のお祓いをする人は、千年の寿命を得るということですよ。
奈良時代の昔から、年に2回大祓(おおはらい)という儀式が宮中で行われてました。
12月30日と6月30日の2回です。
民間でも行われ、12月を「年越の祓(としこしのはらえ)」、6月を「夏越の祓(なごしのはらえ)」といい現在まで続いています。
夏の祓いは、ちょうど梅雨も明ける頃でした。
衛生状態もよくない頃ですので、身の回りを清潔にすることと、夏の暑さへ向けての注意の意味もあったことだと思います。
各神社では、茅(ちがや)で大きな輪を作り、その中をくぐります。
青い茅が、清涼感を与え、また薬草として消炎・止血、浄血の作用もあるので、身についた穢れを落としてくれると考えられたのでしょう。
剣のようにとがった穂先が、病魔をやっつけるとも言われています。
6月27日、京都に行く機会がありましたので、北野天満宮にお参りしてきました。
茅の輪をくぐり、この時期だけ京都の和菓子屋さんで売られている「水無月(みなづき)」も買って穢れも落ちたことだと思います。
今日、近畿地方も梅雨明け宣言が出されました。
なんか、とんでもない猛暑になりそうですね。
授業中、こまめに水分補給をしてもらいますので、お茶やお水もお忘れなく。
しっかり食べて、よく寝て、しっかり勉強する。
夏を乗り切っていきましょうね。