塾長ブログ No.61 2023/12/5 第2回 高校進学セミナー開催
いく夜寝覚めぬ須磨の関守 源兼昌(みなもとのかねまさ)
淡路島から渡ってくる千鳥の鳴き声に、幾夜目を覚まさせられたことだろうか、須磨の関守は。
10月10日の月曜日、久しぶりの休みでしたので、淡路島へ行ってきました。
タイトルの和歌は、百人一首に入っている源兼昌の作です。
カルタをしている人なら知っていると思います。
淡路島と対岸の須磨は、古くから流刑地とされていました。
昔は、犯罪を犯すと五罪という5つの種類に分けられた罰を受けました。
その一つが、流刑(るけい)。死刑よりも軽かったですが、4つ目に重い罪でした。
で、淡路島と須磨。
古くは、奈良時代の淳仁天皇が流されたとされています。
また、平安時代の『源氏物語』の中にも、光源氏が都で罪を犯し、須磨へ流された様子が描かれています。
現代では、京都から須磨までは電車・自動車ともに1時間程度で行けますが、都の人にとってはずいぶんと遠く離れた地だったのですね。
篠山から、淡路パーキングエリアまでは高速道路を使えば1時間ほどで行けますし、連休の最終日で混雑を心配していましたが、それほどでもありませんでした。
※逆に、朝行く途中、丹南篠山口インターで降りる車がすごい渋滞となっていました。
1時間ほどの用事も済み、久しぶりに国生み神話の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)にお参りもしてきました。
西海岸には、幸せのパンケーキとか色々とおしゃれなカフェも出来たそうです。
ま、現地の人は、「西海岸なんて島の人は言わないけどね(笑)」っておっしゃってましたが。
すごく混んでたので、カップルが海を見ながら幸せそうにパンケーキを食べている姿を見ながら、「次は絶対に幸せになってやる。」と誓いました。
あっ、島流しにあったのではないので、念のため。