塾長ブログ No.61 2023/12/5 第2回 高校進学セミナー開催
日曜日の夜、NHK大河ドラマが放送されています。
三谷幸喜作、『鎌倉殿の13人』。
平安時代末から鎌倉幕府開幕、源氏将軍の滅亡と北条義時、泰時親子の執権政治を描いたドラマです。
三谷さんが、参考としていらっしゃるのが、『吾妻鏡』。
頼朝、頼家、実朝三代の源氏将軍についてはかなり厳しい記述もありますが、北条家の武勇伝は強調してあります。
北条氏が書かせたものでしょうから、当たり前ですね。
同時代の歴史を扱ったものに天台宗の僧、慈円の歴史書『愚管抄』、摂政関白を勤めた九条兼実の日記『玉葉』があります。
この二人は、京都の朝廷側の立場で書いていますので、読み比べて見ると色々と違いがあり面白いものです。
『吾妻鏡』は、徳川家康の愛読書であったと言われています。
政治を行う者にとり、過去の出来事から学ぶことがたくさんあったのでしょう。
さて、これからが本番。
中学生・高校生ともに社会、とりわけ歴史が苦手、さらに嫌いという生徒さんがたくさんいます。
僕は、歴史が好きで、最初に入った大学では日本史学を専攻して、『日本書紀』について勉強しました。
確かに、単に用語として歴史の出来事を暗記しているだけでは面白くないですよね。
~の乱
~の変
~戦い
~戦争
よく似た用語のオンパレード。
名前もそうです。
平○盛
北条○時、時○
足利義○
徳川家○
いやいや、なんで同じような名前にするの?
って言いたくなりますよね。
で、なんで同じような名前にしたんでしょう?
そうなんです。
歴史の面白いのは、この「なんで?」だと思うんですよね。
次回、この「なんで?」の効用についてお話していきますね。