塾長ブログ No.61 2023/12/5 第2回 高校進学セミナー開催
東風(こち)吹かば 匂(にお)いおこせよ 梅の花
主(あるじ)なしとて 春な忘れそ
春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私がいなくても、春を忘れないでいておくれ。
学問の神様、菅原道真(すがわらのみちざね)が無実の罪で、九州の大宰府(だざいふ)に流されていた時に、京都の自宅の庭の梅の木に語りかけた歌として広く知られています。
平安時代に、学問の家に生まれた道真は、文章博士(もんじょうはかせ)という、現在の国立大学教授にあたる役職について学問を教えていました。
その後、政治家になり右大臣という高い地位につきますが、当時政治の中心となっていた藤原氏の反発をかい、無実の罪におとしいれられ、京都から遠い九州へ流されます。
梅の花を非常に愛した、道真がはじめに書いた和歌を詠むと、その梅が一晩で京都から飛んで行った「飛梅(とびうめ)伝説」も残っています。
今年の7月、高校3年生クラスの生徒さんと一緒に東京の大学ツアーに行きました。東大・早稲田大・慶應義塾大といった大学の見学がメインですが、東大の近くにある「湯島(ゆしま)天神」にお参りしました。
12月には、高校2年生の生徒さんと京都の同志社大・京都大学のキャンパスツアーに行きました。こちらでは、「北野天満宮」で合格祈願の絵馬を納めました。
これから、大学入試・高校入試へ向けて最後の追い込みをしていかなければなりませんね。
教室にも、天神様をお祀りしていきます。
天神様にお願いしても、最後は自分の力ですから、 風邪をひかないように、一緒に頑張りましょう。