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塾長ブログ No.42 2023/6/27 夏越しの大祓い

「なごしのおおはらい」
6月30日に、古くから宮中や神社で行われていた行事。

僕たちが過ごす毎日の生活の中で色々な「穢(けが)れ」がついていきます。

体の疲れなどもその一つでしょう。だんだんと体内にたまってくると病気になっていきます。

この穢れを祓う行事を「大祓(おおはらい)」といい、年に2回ありました。

12月31日と6月30日。

大みそかに行われるのは、1年の災いをきれいに払い落とし、さっぱりとした気持ちで新年を迎えるためでしょう。

6月30日は、「夏越祓(なごしのはらい)」「水無月祓(みなづきはらい)」といいます。

神社では、茅(かや)という植物で大きな輪を作り、お参りをした人がその下をくぐり、1月から6月までの半年の穢れを落とします。

写真は、昨日僕が北野天満宮で撮ってきた茅の輪です。
この中を∞型に3回まわります。

昔は、衛生状態もよくなく、特に梅雨時期は物も腐りやすく、色々な病気が流行っていたことでしょうし、夏を迎えるにあたって今のように冷房もない事態「健康に厳しい夏を過ごせますように」という願いがあったはずです。

今年は切実にそう思います。

コロナ感染症が5類になり、ちょっと気が緩んできているのかもしれません。
第9波が来るとも言われていますし、体調を崩している生徒さんもちらほらと。

梅雨が早まったので、熱中症の対策も必要ですね。
夏バテで体力が落ちている時も要注意。

しっかり食べて、しっかり寝て、(食べ過ぎと寝過ぎには注意ですよ)、暑さに負けない体を作っていきましょう。

ちなみに、ういろうの上に甘く煮た小豆を載せた和菓子「水無月」はこの夏越の祓いの時に食べる京都のお菓子です。
僕も頂きました。

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