先ずは、ご報告。
先日、日本英語検定協会から奨励賞と感謝状を頂きました。
受賞理由は、多くの生徒さんが受験し、かつ、成績が優秀ということです。
また、準会場としてたくさんの外部生の方々を受け入れたということです。
教室が、頂いたというよりは、生徒の皆さんの頑張りを評価してもらえたと思いありがたく頂戴しました。
さて、今日は前回に引き続き、「続・楷書」。
一画一画をくずすことなく、正確に書いていくことから、楷書はたとえ言葉としても使われます。
その一つが、「楷書の芸」。
音楽・演劇・古典芸能・絵画・書道など様々な芸術の分野がありますが、師である先生に教えてもらったことを先ず、正しくやってみること、これが「楷書の芸」と言われています。
僕自身、30年近く「能」のお稽古を続けています。
月に数回、京都の能役者の師匠のもとへ通い、謡と舞のお稽古をつけて頂いてます。
師匠からは、「先ずは私がやった通りにおやりなさい。それが出来るようになったら、自分で工夫するのもよいけどな。丁寧に丁寧に一つずつ、しっかりと型を身に付けること。これが芸を習う上で一番大事なこと。」と教わりました。
「型破り(かたやぶり)」という言い回しがあります。
一般的、常識的な型や方法にはまらないこと。また、そのようなやり方であるさま。
辞書的にいうと上のような意味です。
「型破りの新人」「型破りの演技」などの使い方もあります。
亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが、「型破りというのはね、ちゃんと型が身に付いた人がやるから『型破り』なんです。型が身に付いてない人がやったら、『型なし』」。
なるほど、そうなんですよね。
勉強するという意味の「学ぶ」も、「まねぶ(人のまねをする)」から来ている言葉です。
次回、勉強の型とは何かについてお話して、このシリーズは終わります。
是非、お読みくださいね。