公立高校入試が3月10日に終わりました。
ほとんどの高校で定員割れが起こりました。
この原因は、色々と考えられますが、これはまた頁を改めて書いていきたいと思います。
今日の、タイトルは「頑張ってはダメ!」
何を頑張るのか?
勉強です。
で、ここで?と思った皆さん。その通りですね。日頃から「もっと頑張らんと~」と言ってるおじさんがいきなり頑張ってはダメなんですから。
今日は、大学入試の結果をみていきながら、この訳を書いていきますね。
大学入試の合否は努力量や勉強時間によって差が生まれるわけではありません。
努力をしてきたのに不合格になってしまう人もいれば、少ない時間しか勉強していないのに合格できる人もいます。
時間をかけた人間が有利というだけなら、浪人生が有利という話になりますが、浪人生の合格率と現役生の合格率って、実は大きな差はないのです。
そんな中で、合格している人たちと不合格になってしまった人の間には、何が違っていたのか。
結果を出せる人とそうでない人の差として感じたのは、「目的意識の大切さ」です。
「頑張る」自体が目的になってしまう
「頑張らない」なんていうと、「いや、頑張らないで大学に合格できるわけないじゃん」と思う人が多いはずです。
しかし、何か目的目標を持った時に、「頑張る」というのは、ある意味、当然のことだといえます。
そのうえで、多くの人はその「頑張る」自体が目的になってしまうことがあります。
例えば3時間勉強するとして、その3時間分をひたすら参考書を見ているだけで終わらせることもできるでしょう。その一方で、「この3時間で、この分野の問題を解けるようになろう!」と目的を意識して努力することもできます。
明確な目的意識を持つ受験生は合格しやすい
結果として努力が積み上がっただけで、「頑張る」は目的ではない。
「時間」が先にあるのではなく、「目的」が先にあるのです。
この目的意識を最後まで貫くことができた受験生が、合格できたように感じます。
今年合格したある生徒さんは、直前期になって「自分は英語・国語はある程度点が取れるから、日本史を徹底的にやっていきたい」と言って日本史を中心として英語・国語は過去問を解いていく程度でやっていました。
しっかりと自分の時間の使い方を明確に意識した発言です。
残念ながら、納得のいく成果が出せなかった生徒さんは、頑張ることが目的になってしまっていて、「何のために」
「何をどのようにして」頑張るのかが明確ではなかったのでしょう。
現高校1年生・2年生コースの生徒さんには、授業時に進路調査票をお渡ししました。
先ずは、現時点での志望校を決めて、それに向けて頑張る作戦を立てていきたいと思っています。
このことは、大切なことですから、これもまた別に書いていきたいと思います。