塾長ブログ No.77 2024/4/23 OB・OGのありがたさ
3月11日は中学校、21日は小学校で卒業式が行われます。
高校は2月29日。
中学校や小学校は、ほぼ同じメンバーが次の学校へ進学しますので、単に学校が変わるだけで、「別れる」という実感がありません。
2月22日、高校3年生の最後の授業がありました。
各志望大学別の個別指導です。25日実施の国公立大学二次試験へ向けての最後の追い込み。
風邪をひかないようにマスクをつけて、それこそ、「寝る間」も惜しんでひたすら勉強に打ち込んできています。
僕に出来ることは、答案を真っ赤に添削指導して、間違いの分析をして、励ますことだけです。
ほとんどが、小さい頃からずっと指導してきた生徒さんなので、講師という仕事の上の付き合いというよりは、親戚の子どものように思えてきます。
「今が一番大変だけど、これを乗り越えて一緒に頑張っていこうな」という感じです。
高校生は、卒業式が終わるとそれこそ、全国各地の大学へ進学していきます。
英語で「卒業」は ”graduation”。「卒業する」は ”graduate”。
「卒業」という意味のほかに、「目盛り・目盛りをつける」という意味もあります。
人生という長い定規に「目盛りをつける」という感じですね。
そして、”gradus”という語の語源は、ラテン語の「歩いて行くこと」を意味します。
毎年のことですが、この間までにぎやかだった誰もいない教室の中で、卒業して行く生徒さんのことを思い返しています。
高校3年生のみなさん、これからそれぞれの道をしっかり歩いて行ってください。
そして、また折にふれて教室に帰って来てくださいね。
ご卒業おめでとうございます。