以前は、ツイッターやインスタグラム。
Facebook程度であったSNSがTikTokやThreads、更にゲームサイトなんかを入れたら一人でいくつものアカウントを持っている人もおおくいると思います。
教室でも、インスタグラム・Facebookを中心に授業の様子や教室からのメッセージをお知らせしています。
さて、少し過激なことを言いますし、反論される方もいるとは思いますが、大学受験生・高校受験生にとってSNSはは必要なのかという問題。
不要です。
または、失敗します。
学ゼミ生でも大学入試で成果を修めた先輩たちは、受験モードに入った時点でSNSをアンインストールしてました。
ではなぜSNSが危ないのか?
大学受験にしぼってお話すると、SNSの投稿に一喜一憂してしまうからです。
代表的なのがネガティブ感情の連鎖です。SNSの勉強や受験に対するネガティブな投稿に影響されて、モチベーションが下げられてしまうのです。
「本当に合格できるだろうか」という不安がつねに渦巻いているものです。
頑張っても成績が伸びないときなどは、どうしても落ち込んでしまいます。
「共通テスト9割超えた」「合否判定A判定」など、実力を誇示する投稿が少なくありません。
負けず嫌いな人はいいですが、そんな圧倒的な結果を見せつけられて自信を失う人も出てきます。
同じ試験で、自分が思うような結果が残せていない場合であればなおさらです。
同じように自信をなくした人が「もう浪人確定」とか、「志望校のランク下げようかな」などとネガティブな投稿をすることも多く、負の感情の連鎖に巻き込まれる恐れがあります。
さらに、ちょうど今ごろの時期で危険なのが、先に受験を終えてしまった人の投稿。
「何で自分だけ頑張っているんだろう……」とという思いが今の時期には起こりやすいのです。
今週末から私立大学の入試が始まります。
2月25日が国公立大学の前期試験、その後中期12日の後期と続きます。
当然それまでに選抜入試などで進学先が決まる人はたくさんいます。
これからSNS上には、受験勉強から解放された人の「#春から○○大」とか「合格記念で旅行に来ました!」といった楽しそうな投稿がたくさん出てきます。
それを見て、「早く自分も解放されたい」という気持ちから、勉強が苦痛になってしまうのです。
志望校をあきらめて「もう滑り止めのところでいいや」という考えがちょっとでもよぎると、気持ちを立て直すのは容易ではありません。
中学生や高校2年生までのSNSゲームについては、またの機会に。